北海道の日々

転勤で移り住んだ北海道の日々の記録

和歌山県新宮 中華そば新宮亭

 新宮、そこは地図で見る限りそんなに遠くないと思われていますが、大阪からは果てしなく遠い地であります。

 

 そんな新宮に時々、仕事で行くのですが、大阪では食べることができない実に美味しいラーメン屋さんがあります。その名も「新宮亭」。

 

 実はこのラーメン屋さん、何度かテレビで取り上げられているようです。なんでも、日本でも有数の「狭いラーメン屋さん」として。

 

 確かに狭い。席数、実に4。驚きの狭さであります。店員はもちろん、1名。しかも、おそらく80代と思われる仙人のようなおじいちゃん。

 

 久しぶりの新宮出張。ようし、新宮亭に突撃だ。と、行ってまいりました。

 

 席についてメニューを眺めていると、「ねぎそばがオススメです」と、仙人マスターはニコニコしながらおっしゃるので、「じゃあねぎそばで」と、別のメニューを注文する気を削ぐ間合いはさすが仙人・・。

 

 しばらく待つと出てきました。「ねぎそば」。

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さて、お味の方は・・。

!!!

これは美味しい!実は、ちょっと動きがスローな仙人マスターだったので心配していたのですが、これは大変に失礼な考えでした。

いろいろなラーメンを食べてきましたが、ある意味、孤高。オリジナルな味です。

「どこそこのラーメンっぽい」「ほにゃらら系」とは一線を画しておりまして、おそらく鳥ベースの出汁、そして、中華料理としてのねぎチャーシュー和えの組み合わせ。

 

 ねぎとチャーシューとスープ、そして麺が口の中でうまく融合し香りが鼻に抜けて旨みが広がります。

 新宮。冒頭にも「遠い地」と書きましたが、新宮亭はたどり着く価値のあるお店でしたよ。仙人が引退される前に是非とも訪れてほしいところであります。

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